日本語講師に語学講座 県教委が外国籍児の指導力向上へ(転載)
中日新聞(滋賀版) 06年5月2日
http://www.chunichi.co.jp/00/sga/20060502/lcl_____sga_____000.shtml
日本語講師に語学講座 県教委が外国籍児の指導力向上へ
県教育委員会は、小中学校で外国籍児童生徒らに日本語を指導する非常勤講
師らを対象に、今年からポルトガル語とスペイン語の語学講座を設ける。児童
らの母国語を身につけてもらうことで意思疎通をスムーズにし、現場での指導
力向上につなげたい考え。一日に文部科学省による県教委が実施する事業への
予算化が決まった。 (本安幸則)
県教委によると、県内の小中学校で日本語指導が必要な外国籍児童生徒の数は推計
七百九十人。母国語別でみるとポルトガル語が最多で、スペイン語が続いている。
県教委では、同一校に日本語理解が不十分な児童生徒が二-四人いる場合は週二
回、五人以上いる場合には週三回、本年度は現時点で非常勤講師五十二人を小中学校
六十二校に派遣する措置をとっている。ただ、日本語指導が専門の非常勤講師らが児
童らの母語語に精通しているとは限らず、指導にあたっては講師らの自助努力に頼っ
ているのが現状だった。
そのため県教委は、文科省の「地域が抱える教育課題に対応した指導者養成育成事
業」の一環として予算申請していた。
講師らへの語学特訓は、夏休みの時期に計四日間、京都外国語大学教授から指導を
受ける。午前の三時間はポルトガル語、午後の三時間はスペイン語を学ぶというスケ
ジュール。非常勤講師らと同様、小中学校で児童らの日本語指導にあたっている加配
教員にも参加。語学講座のほかに実践交流会などを開催、習得した語学を生かし授業
の充実を図ってもらう。
県教委は「児童らの母国語を学んでもらうことで、講師らの自信にもつながる」と
している。また県内の全中学生に配布している県立高校の学校案内集「夢の設計図」
のスペイン語、ポルトガル語への翻訳も計画しており、「外国籍の生徒らの学習意欲
を高め、学び続ける夢を描いてもらいたい」と強調している。
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